2012年01月27日

新たな世界へ第一歩

 毎度おおきに。肉のヒライ牧場担当 はむかつです。

 


 先日、ウチから出荷された牛で、「神戸ビーフ」に認定されたものが、香港はマカオに出荷されるという記事を掲載しましたが、インターネットのニュースなんかでは結構取り上げられているようです。
 
 1月26日 ヨミウリオンライン「神戸ビーフ輸出へ・・・国内消費ダウン」より
 ↑文字をクリックすると、ニュースのページに飛びます。

 昨年、降って湧いたように「TPP」という言葉が踊りましたが、それ以前から、販路拡大にむけての動きはあったんですな。
 う~ん。本当に、不信に喘ぐ業界に、ひとつ道を作る形ができれば良いんですが。
 「世界中の人に食べてもらうんや~」
 なんて事が現実になれば、仕事にハリも出るってモンです。

 ・・・いや、今も十分に精を出して仕事してますが(笑)
 
 海外への出荷が実現したという事で、この日曜日に加古川の食肉センターだと思うんですが、式典なども開催されるようです。
 テレビなどのメディアも取材に訪れるのだとか。スゲエ。

 ・・・とか言いながら、実は来週、テレビ大阪で放映されているニュース番組が、ウチの牧場を取材したいと連絡があったようです。
 おおう、ナンだか事が大きくなってきたなあ。


 ・・・取り敢えず、まずは牛舎の片付けと掃除をしなくては(笑)  


Posted by はむかつ at 19:54Comments(0)牛さんを知る

2012年01月24日

いざ、世界へ(仮)

 毎度おおきに。肉のヒライ牧場担当 はむかつです。

 毎週火曜日と金曜日は、食肉センターでセリが行われます。
 ウチの牛さんが出荷された時は、格付等級の成績表を見ながら一喜一憂するんですが。
 そんな今日、牧場の様子を見に来た専務が一言。

 「今日はマカオに出荷する牛が出るねん。」

 ・・・・・・マカオ?

 はて、そんな名前の業者とか店あったかいな?

 ああ香港のマカオか。 ・・・香港!?

 後で社長にも聞いてみると、今日出荷した対象となる牛が、「神戸ビーフ」と認定された場合のみ、マカオへ出荷する形になるようです。
 なんでも、知り合いの会社が販売ルートの開拓に乗り出しているようなんですな。
 今回は、あくまでもモデルケースとして出荷されるようなんですが、これ、ひょっとするとビジネスチャンスがめちゃくちゃ広がりそうなんですが。
 それを見越してか、その会社は、商標や権利関係なんかの取得も進めているのだとか。
 う~ん、上手くいくといいなあ。
 そうすれば、名実共に「世界が認めるブランド牛」の確立も夢ではありません。
 
 昨年に大騒ぎになったTPPの問題がありましたが、確かに、安い牛肉がたくさん入ってくる事は大いに予想されます。
 しかし、それを逆手にとれば、世界というマーケットに食い込むチャンスもあるんですよねえ。
 
 MADE IN JAPANの品質と、食品の安全性は世界最高水準。
 それを持ってすれば、じゅうぶん戦えるんじゃないかなあ、と勝手に鼻息が荒くなります(笑)

 どうやら、今日ウチから出荷した2頭の牛も、無事に神戸ビーフと認定され、マカオ行き(笑)が決定したようなので、食肉センターへ様子を見に行ってみる事に。
 
 


 なんと分かりやすい(笑)
 
 


 お~、この2頭ですな。
 セリの前は、ご覧のように2分割されてフックに吊り下げられてます。
 
 


 うむ。「神戸ビーフ」認定マーク。
 このマークが付いていると、やっぱり誇らしいですな。

 


 エエ感じに仕上がってると思うんですが。
 お口に合うと良いですね~。

 ・・・というより、どんな場所で提供されるんでしょうか。
 ホテルのレストランとか、ちょいとお高めのレストランとか・・・。

 勝手な妄想の一人歩きが止まりませんが(笑)、良い知らせが届くと良いなあ。


 

   


Posted by はむかつ at 21:34Comments(2)牛さんを知る

2011年10月07日

防寒対策

 毎度おおきに。肉のヒライ牧場担当 はむかつです。

 


 株式会社 日本畜産振興会という所が出版している月刊誌「養牛の友」
 毎月送っていただいているのを読ませてもらってます。
 各地のセリの結果や、畜産農家の方が寄せるコラム。
 様々なデータを基にした獣医師さんのレポートや、各企業のグッズ紹介などなど、バラエティに富んだ内容になってます。
 特に、毎月の特集が一番注目する部分。
 今回は「防寒対策」
 冬はまさにカゼの季節。昨年も、連日のように発熱や体調不良が発生して、難儀な思いをしたもんです。
 そんな冬を乗り越える為にどうすべきかを、様々な事例を挙げながら書かれています。

 


 一番のカギは「保温と換気」
 冷たい風に当たると、それだけで体温が奪われ、カゼの原因となります。しかし、かといって建物を閉め切り、暖房器具などで暖めたとしても、今度はそれがウィルスの温床となってしまい、逆に肺炎などの呼吸器疾患を招く恐れがでてきます。

 ・・・難しいな~。

 と、そうも言ってられません。対策をするのも我々の仕事。
 写真は、子牛用に設置した吊り下げ型のヒーター。
 黒く四角いのが上部に写っているのが分かりますかね?冬場には欠かせないアイテムです。
 もうコレを出す時期になったんやな~。
 後は、板などで風の侵入を防いだり、断熱材を床に敷いたり、敷き藁をたっぷり敷いて寝床にしたり・・・。
 
 記事の中では、子牛用にネックウォーマーを着せてたりしてました。
 見た目はメッチャカワイイんですが(笑)、こまめに荒わないとシラミとか湧いたりするしな~。

 とにかく、出来る限りの対策をとっていきましょう。
 

 
   


Posted by はむかつ at 21:38Comments(0)牛さんを知る

2011年09月16日

血統書の儀式

 毎度おおきに。肉のヒライ牧場担当 はむかつです。

 子牛が誕生した時は、まず掛かりつけの獣医さんと、農業共済へ通知をします。
 いつ・どこの農家で・性別・親牛の個体識別番号・子牛につけられる個体識別番号・黒毛和種かどうか。
 それらを伝えた段階で、いわば「仮登録」になります。
 そして、畜産業界内に「確かに存在する」証明となる血統書が作成され、本登録が完了となります。

 


 こちらが血統書。
 その牛さんの「個人情報」(笑)が、全て網羅されております。
 また、どういった種牛の血統を辿ってきたのか、3代前まで遡る事ができます。

 さて、その血統書を作成するにあたり、必須となるモノがあります。
 先日、農協の方々が、それを「採り」にやって来ました。

 


 まず、子牛をしっかりと捕まえておいて、新聞紙で鼻を拭きます。
 湿り気とか汚れを落とすんですな。

 


 そして、墨を含ませたコロコロで鼻に墨を塗り、登録用の冊子をそのまま・・・

 


 ペタッ。
 後は、子牛の番号と性別を再度確認して終了。

 


 こうやって採れたのが、血統書の左下にある「鼻紋」
 人間の指紋と同じく、1頭1頭文様が違います。
 この鼻紋と個体識別番号が、それぞれの牛の証明になるワケです。
 これで、但馬牛をはじめ、各ブランドの質も維持されるという事ですな。
 今回も滞りなく終了し、良かった良かった。

 


 ハイお疲れさん♪

 
 
  


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2011年09月12日

気づけば

 毎度おおきに。肉のヒライ牧場担当 はむかつです。
 


 耳の所に、黄色い札がぶらさがっています。
 これが耳標(じひょう)」というヤツでして、10ケタの番号が書かれています。
 それは、その牛だけの番号になりますので、基本的に同じ番号の牛はいません。
 この番号が「個体識別番号(こたいしきべつばんごう)」となり、どこの農家で産まれ、どこの牧場で肥育され、どこの食肉センターで処理されたのかを追跡しやすくする「トレーサビリティ」に対応します。
 10ケタの数字のうち、始めの5ケタは各農家を現す番号になるので、小さく書かれています。
 
 だいたい、12345-6789-0 みたいな表記になるので、後ろ5ケタの内の、大きく書かれている4ケタで、どの牛かを我々は認識しています。

 写真の牛は、一番最近に産まれた子牛です。
 チョット見えにくいですが、番号は「0093」となっています。

 ・・・0093かあ。

 私のいる牧場は繁殖が主な目的でして、産まれてから親牛のお乳をしっかり飲ませ、3ヶ月で離乳。
 牧草と粒状の餌で身体を造り、8ヶ月くらいで加西にある肥育用の牧場へと移送、美味しいお肉となるように、そこで約2年の月日をかけて仕上げていきます。
 なので、基本的には8ヶ月で私達の手を離れて行く訳ですな。

 私がこの牧場に入ってから、最初に加西に移送したのは0017から。
 という事は、かれこれ80頭近く世話をしてきた事になります。

 ・・・う~ん感慨深い。

 しかし、まだまだこれから、ドンドンと産まれて来る予定があるので、元気な状態で移送ができるよう、頑張っていきまっせ~。


 そんな末長いお付き合いを築いていきたい!
 肉のヒライ ホームページ
 ↑文字をクリックすると、ホームページに飛びます。
 ぜひぜひ、宜しくお願いします~♪

 
 
 
   


Posted by はむかつ at 20:17Comments(0)牛さんを知る

2011年08月25日

出荷制限解除

 毎度おおきに。肉のヒライ牧場担当 はむかつです。

 放射性セシウムによる汚染肉牛問題で、政府は25日、岩手、福島、栃木の3県で飼育されている肉牛の出荷停止を解除した。汚染稲わらの管理や放射性物質検査による安全管理体制が整ったと判断した。19日に解除した宮城県を含め、出荷停止を指示された4県すべてで出荷が再開されることになった。

 出荷再開は、各県が策定した出荷・検査計画に従うことが条件。これまでに暫定規制値(1キロあたり500ベクレル)を超える牛を出荷したり、汚染稲わらを与えていた農家などは牛の解体後に放射性物質の全頭検査を実施し、規制値以下の牛のみ出荷を認める。

 それ以外の農家は出荷時に少なくとも1頭を検査し、規制値の10分の1にあたる50ベクレル以下であれば以後3カ月間は検査なしで出荷を認める。福島県については、計画的避難区域と緊急時避難準備区域も全頭検査の対象になる。(毎日新聞)

 取り敢えず、一つはコマを進める事ができて、農家の方々もひと安心という所でしょうか。
 
 しかし、ここからが本当の正念場だと思うんです。

 「規制値に満たない」・・・この言葉が、一般の認識では「安全」と結びついていません。
 
 「金を出して買うようなモノ、食べるモノが危険がはずがない」
 「リスクのあるモノを売って、何かあったら店は潰れるから、そんなモノを出すはずがない」
 これらが、一般常識的な考え方と思われます。
 すでに我々は、「食べる」という事に、何らリスクという物を考えなくなっています。
 それによって、食の安全というものが保たれている訳ですが。

 そんな背景の中で、
 「規制値に満たない」・・・つまり「食べても危険は無いが、多少なりとも、確実に放射性物質は含まれている」
 そんな食物が、どこまで消費者に受け入れられるのか。

 やはり「食べても問題ない」、ではなく
 「一切汚染されていない」レベルでないと、出荷はされても、結局売れないという心配も出てきます。

 どうやって、「安全・安心」を伝えきっていけるのか。
 どうすれば、消費者にアピールをする事ができるのか。
 そこをしっかりと考えないと、「風評被害」という言葉で煙に巻かれる恐れが出てきます。

 実際に食べた時の身体の影響は?
 調理法によって数値を下げる事は可能なのか?
 保存状況によって数値に変動はあるのか?
 そもそも「基準値」という物はどういった物なのか?
 「基準値以下」というのはどういう状況なのか。

 言い出したらキリがありませんが、逆に言うと、そこまで徹底的に「安全」という物を追求しないと、「検査しています。大丈夫です」では、今の消費者は到底納得しないと思われます。

 売り手がどんなに力説しようと、選択するのは消費者です。
 前にも書きましたが、私も業界に関わる人間であり、一人の消費者です。
 今後の対応を、応援しながら見守っていきます。
 
 でも、本当に頑張って欲しいです。
 この問題が正常化すれば、復興に向けてのとても大きな一歩になる気がします。

 
 

   


Posted by はむかつ at 21:02Comments(0)牛さんを知る

2011年07月29日

チャンピオン

 毎度おおきに。肉のヒライ牧場担当 はむかつです。

 



 今日開催された「第17回但馬牛枝肉品評会」にて、ウチの牛が優勝しました!
 オメデトコーラス(○´д`)(○´д`○)(´д`○)どぅわ~♪

 ただセリで牛をナンボで売った、だけでなく、こういった会を設ける事によって、農家さんのモチベーションを上げようという事なんですが、いや~良かった。

 牛の格付け等級の決定などは、朝から行われているんですが、牧場での作業を終え、本店でお昼休憩の時、社長から
 「チャンピオンとったで」の一言が。
 その牛の肉質や、セリ状況も見てきたら、と言われたので、早速、会場となる食肉センターへ。

 


 セリの前に、こんな感じで並べられているので、購入される業者さんなんかは、じっくりと品定めができます。

 


 上の写真で、紫色の模様のような物が目立ちます。
 これらは、言ってみれば「格付け認定印」
 コレは但馬牛のスタンプ。

 


 そして、格付審査において、一定以上の基準を満たした牛に付けられる
 「神戸ビーフ」のスタンプ。
 さすが3大ブランドに数えられるだけあって、マブシイぜい。
 最近、テレビなどでも「A5ランク」という言葉を見かけますが、兵庫県の場合、それらは全て「神戸ビーフ」となります。

 


 ウチの牛は・・・あった!
 金色に「最優秀」の文字が輝いて見えます(笑)

 


 どーですか、この肉質。
 キレイな色をしています。
 サシもエエ感じに・・・。

 ・・・ウマイんやろな~(笑)

 


 さて、セリを終えると表彰式へ。
 最優秀が1席。あと優秀賞と優良賞というのが何席か設けられており、受賞した農家さんが集まって開かれます。
 ウチは、牧場を代表してチモシーさんが授与する事に。

 ・・・チョットぎこちない?(笑)

 現在、食肉に対し、とてつもない逆風が吹いています。
 放射能汚染の余波は全国に広まりつつあり、「セシウムと全く関係の無い」農家までをも巻き込んでいます。
 そんな現状ですが、でも我々の仕事は、「安全で美味しいお肉を食卓で食べていただく事」。
 農家さん達も、一丸となって立ち向かっておられます。
 自分も、この仕事に携わっている以上、「できる事をやる」という事です。

 


 被災地でも、安心して飼育できる環境が、一日でも早く整いますように。

 
 

   


Posted by はむかつ at 20:55Comments(2)牛さんを知る

2011年07月11日

牧場では

 毎度おおきに。肉のヒライ牧場担当 はむかつです。

 唐突ですが、牛の発情時の行動はかなり特徴的。
 発情した牛からは、フェロモンというか、独特の「匂い」が出てくるんですね。
 その匂いに反応して、オス・メスに関わらず、匂いを出している牛に他の牛が背中に前足を載せて跨ろうとします。
 1頭だけで居る場合は、落ち着き無く、モーモー鳴き出す場合もありますが、ある程度の群れにいる牛の場合は、発情している牛自身よりも、周りの牛がテンション上がるわけですね。
 その行動を見て、私達が即座にチェック。獣医さんに診て貰って、正常な発情なら人工授精、という流れです。
 
 牛にもよりますが、子牛を産んだ後の発情がなかなか来ない場合があります。
 やはり牛を売ってナンボの商売。
 あまりに遅いと、その辺の予定が大幅に変更になってしまいます。
 なので、「発情を促進する」注射を打つ事があります。

 これが効くんですな~。
 注射して3日ほどすると、実際にほとんどの場合発情します。
 そんな注射を、つい先日4頭に打って貰ってました。
 
 さて、何でこんな話をしだしたかというと・・・。

 私がイベントに出向いて不在だった2日間、牧場はチモシーさんが見てくれてました。
 牧場の暑さも想像に難くないですが・・・

 注射を打った牛さんの発情が一斉に出たようで、あちこちで牛が跨る姿が(笑)
 さらに、普通に発情を迎えた牛さんもいれば、周囲の行動に誘発されて、似たような動きをする牛さんもいたり。

 どエライ事になってたようです(笑)

 酷暑の中、頑張ってくれてました。お疲れ様です。

 


 子牛も産まれてました。
 今月5頭予定の2頭目。やっぱり可愛らしいな~。

 え?名前を考えた?

 

 ・・・まるお?


 
   


Posted by はむかつ at 21:02Comments(2)牛さんを知る

2011年02月16日

出産~♪

 毎度おおきに。肉のヒライ 牧場担当のはむかつです。

 出産予定日が14日だった牛が、本日子牛を無事に出産。
 オメデトコーラス(○´д`)(○´д`○)(´д`○)どぅわ~♪

 ちょうど夕方の作業に入った頃に産気づいたので、見守りながらの仕事でした。
 昨日、テレビ番組でも乳牛の出産のシーンがあったのを思い出し、
 「だいたい同じやねんな~」なんて、
 思わず呟いてしまいましたよ。ええ。

 ①人目が気になる時は、出産を中断してしまう事がある。
 ②逆子かどうかの確認。
 ③産まれて来た直後は、子牛の鼻・口の粘膜を拭き取り、気道を確保する。
 ④母牛のお乳、「初乳」を飲ませる。

 そんな事を番組で言っていたと思いますが、肉牛の場合も全く同じですな。
 「牛」の生態が似ているんですかね?
 他の動物もそんなものかな?

 ・・・またウィキペディアで調べてみよう(笑)

 とにかく、元気に産まれて良かったッス。

 後は21日に予定の牛さんがいるので、分娩用の牛舎に移動ですな。

 エエ子牛を頼んまっせ~。
  


Posted by はむかつ at 21:01Comments(0)牛さんを知る

2011年02月07日

修理完了

 毎度おおきに。肉のヒライ 牧場担当のはむかつです。

 ウチには3つの牛舎があります。
 1つは繁殖用の牛舎。
 子供を産んで、お乳を飲ませて育てさせる所です。
 
 2つ目は、育成用の牛舎。
 子牛が離乳をし、牧草などの飼料をしっかり食べさせ、身体を大きくする所。
 肥育用の加西牧場へ、バッチリ送られるようにする場所ですね。

 そして3つ目が、子牛を加西牧場へ送った後の、母牛だけの牛舎。
 出産後でも、1ヶ月くらい期間が空けば、発情次第「種付け」をします。
 なので、子育てをしながら、お腹にも子供がいる状態が常なんですな。
 ですから、必然的に、出産が近い母牛が集まる牛舎なワケです。

 そして、各牛舎に設置されている、スタンチョンという柵。
 これは、牛にエサを与える際に、牛が動き回らないように固定する柵ですね。
 牛が自由に動ける状態のままだと、強い牛が弱い牛を突いたり、押したりしてどかし、自分以外のエサも食べてしまいます。つまり、力の弱い牛は、エサを食べられなくなっちゃうんですな。
 その為、ちゃんと1回に必要な分量のエサを、均等に与えるようにするのが、この柵なのです。

 


  実際に使用しているところ。
 上の方にある、先端が丸くなっている所から、薄い板が右に伸びています。
 それが、横一列に渡っているパイプにある突起に引っかかって、固定する事ができます。
 ちょっと写真じゃ分かりにくいかな?
 
 それにしても。

 スタンチョン。

 変な名前ですね。

 ちなみに「首かせ」という意味らしいですな。
 
 さて、3つ目の牛舎に設置されているスタンチョンが、老朽化などで、かなり傷んでおりました。
 そこで先週の土曜日、業者の方により修理が行われました。

 


  スタンチョンを支える柱もダメになってしまっていましたが、見事に復活。
 
 


  エサを食べる際に、牛がスタンチョンを押したりします。
 しかも、身体全体で押したりするので、柵自体にもかなりの負担が掛かります。
 それを和らげるために、上部にもフォローの支えが付きました。
 う~んナイス。

 確か10箇所以上、修理が必要だったような。
 しかし、それらも全てバッチリ直していただきました。

 他の牛舎も、気を付けないといけません。
 ・・・とか言いながら、すでに次に修理が必要な場所は出てきてるんですが(笑)
 また修理をお願いしましょ~。
 

 
   


Posted by はむかつ at 15:01Comments(0)牛さんを知る

2010年10月22日

24日に向けて

 毎度おおきに。肉のヒライ 牧場担当のはむかつです。

 



 兵庫県畜産共進会のポスター。店内に貼り出してあったのでパチリと。
 おとといキレイになった2頭の牛さんが出場するイベントですね。
 午後2時からセリって事は、その2頭も競売に掛けられるんですね。
 エエ評価をもらった後のセリなら、きっとエエ値段で・・・ヒッヒッヒ←(下品)

 しかし、売れたとしても、その後が結構大変。
 売れた牛さんは一度、牧場に帰って来ます。
 お盆と共に肉の需要が最も高くなる年末。
 その牛を購入した業者さんも、時期を見計らって肉として販売したいと考えます。
 なので、いつでも出荷できるように、一時預かりの形になるんですね。
 売れた以上、よそ様の牛という事になるので、より体調管理にも注意しないといけません。
 病気や大きなケガを引き起こしでもしたら、せっかく売れたのにキャンセル、なんて事もあるそうです。

 私の担当は別の牧場とはいえ、やはり無事に出荷されて欲しいところです。

 イベントに向けて、準備も進んでいます。
 道中などで食べるのに使うエサ桶とバケツは、私が念を込めて(笑)洗いました。
 身体もエサ周りもキレイにしてあるんだ!エエ評価をもろて来い!
 結果が楽しみです。
 


                         頼んまっせ~。
   


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2010年10月18日

黒毛和種について

 毎度おおきに。肉のヒライ 牧場担当のはむかつです。

 さて、以前は「和牛」そのものについて言及しました。
 要約すると、
 「長い歴史を紐解くと、そもそも外来の血が入った牛が在来種となっているので、厳密に言うと国産の牛という意味ではない。しかし、現在流通している和牛とは、各機関・流通経路によって認定された、国産の牛である。」

 こんな感じですかね。

 さて、我等が黒毛和種についてまとめてみると、

 1900年(明治33年) 在来種(おとといの記事を参照ください)の改良のために
              欧州系の牛を各種輸入し、交雑。
              島根県     デボン種
              広島県     ショートホーン種
              兵庫県・鳥取県 ブラウンスイス種
              各県バラバラに交雑したため、体形・体格もまちまちだった。
              旧国名を付けて千屋牛・因伯牛・阿哲牛・但馬牛とした。
 
 1912年(大正元年)  改良和種と総称。
               しかし、農業経営に最適の役肉兼用種として、統一目標の下で
              改良が進む。
              中国和牛研究会にて1919年(大正8年)~1921年(大正10年)に
              かけて、統一された標準体型もつくられた。

              ・・・要は、なんかややこしくなってしまったので、パシッとコレや!
              というのを決めたかったんでしょうね。

 1944年(昭和19年) 黒毛和種と名称が決定する。
              
 第二次世界大戦後、役用(物を運んだり、作業用に使っていたという事でしょうか)が廃れたので、1950年代から肉用としての改良がすすむ。
 1962年(昭和37年)最初の審査基準が改定。その後も数度の改訂を経て現在に至る。

 ・・・こうしてみると、まだまだ最近の話のような気がしますね。

 神戸牛・松坂牛・近江牛もこの種の系統(但馬牛)である。

 日本国内で飼育されている肉用種の80%以上が、この種であると推定される。

 な~るほど。
 お店で見かけるpopやパッケージに「黒毛和牛」というのが多いのは、
 ごく一般的というか、流通しやすいからだったんですね。

 では次に、特徴をみてみましょう。(以下、ウィキぺディアより)

 毛色は黒単色で褐色を帯び、体の下部、四肢内側が淡い。
 鼻鏡・蹄・舌も黒く、有角。
 体型はやや小型で、雌の体高130cm・体重450kg程度。
              雄で体高140cm・体重700kg程度。

 全般的に肉用種としては後駆が淋しく、欧州系のような丸尻は少ない。
 
 ・・・そういえば、前後から見た時に、全体が四角い感じのフォルムが良い牛って聞いたなあ。
 いわゆる日本人体型ならぬ、和牛体型ってヤツですかね(笑)

 肉質は世界最高と称され(おおっ!)筋繊維が細く、脂肪沈着は密である。
 一般的な肉用種としては歩留がやや低く、上級肉としての後駆の肉量がやや不足気味。
 ロース芯面積も細い。

 ・・・ちょっと説明すると、歩留(ぶどまり)っていうのは
 「原料(素材)の投入量から期待される生産量に対して、実際に得られた製品産数(量)」
 例えば、鉱石10コで1コの鉄を精錬できるのと、鉱石8コで精錬できる場合があったとすると、
 後者の8コの方が「歩留まりが良い」という言い方をするんですね。
 生産性の良いもの、効率の良いものが「歩留まり」が良いとなります。
 
 つまり「歩留がやや低く」というのは、牛1頭から採れる肉の量が少め。こういう事ですね。
 
 肉質が良くて採れる量が少ない。
 これって、まさに高級品のイメージが浮かんできますが。
 確かに、希少な部位って価格も高めになってますもんね。
 ・・・ん?それでもツラミはメチャ安いぞ(笑)
 でも逆に、安いお肉でも、ある程度の質は保たれているとも言えます。

 
 こんなところですかね。
 とりあえず、黒毛和牛は質も良く、美味しいって事で(笑)
 


             共に頑張って、世界も認める美味しいお肉を作って行こ~。
   


Posted by はむかつ at 14:46Comments(0)牛さんを知る

2010年10月16日

和牛とは

 毎度おおきに。肉のヒライ 牧場担当のはむかつです。

 


                        黒毛和牛おにぎり

 セブンイレブンさんで発見。
 むむう。なんという潔いパッケージ。
 私として、コレは無視できない(笑)
 
 甘辛く煮た牛肉が入ってます。
 ご飯にも、ほんのり味付けがしてあってウマイ。
 オニギリにしてはチョットお高いですが、その値打ちは十分あります。

 そもそも、黒毛和牛とは何ぞや?という疑問が浮かんだので、チョット調べてみる事に。
 
 まずは、和牛から見てみましょう。(以下、ウィキペディアから抜粋)
 中国大陸北部でインド系の牛とシルクロードを経て入った欧州系の牛との交雑に端を発し、日本に入って来たものが在来化したものと考えられる。
 
 ・・・悠久の時を経て、日本という国に落ちついたんですね。ロマンティック。
 
 肉専用種で、黒毛和種・褐色和種・日本短角種・無角和種の4品種と、その4品種間の交雑種及び前記の交雑種を含む5品種間内の交雑種を和牛という。
 
 ・・・なるほど、基本的には5種類だけなんですね。
 
 牛の品種を表した言葉で、「国産の牛という意味ではない」。
 
 (゚д゚)ェェェェェェェェエエエ!!
 ・・・そうだったのか。これは初めて知りましたねえ。 

 そのため、「外国産和牛」も実際に生産されている。
 但し、食肉流通業界において、日本国内で外国産牛が和牛として流通する事は、事実上不可能。
 和牛のうち、9割以上を黒毛和種が占めている。

 ふ~ん。
 それじゃあ、「和牛」自体の定義ってどうなっているんでしょうか。

 和牛の表示をするには、次の3つの条件を満たすよう、事業者に自主的な取り組みが促進される事を配慮するように求めている。
 
 1 黒毛和種など、食肉公正競争規約で「和牛」と認められている品種に該当する事。
 2 国内で出生し、国内で飼育された牛である事。
 3 上記に該当する事が牛トレーサビリティ制度で確認できる事。
   (出生から出荷までの流通経路を、全て把握できるようにしてあるんですな。)

 ・・・な~んだ。結局のところ、国産の牛が和牛と言っても差し支えなさそうです。
 
 ちなみに、西洋種の影響を受けていない日本の在来種もいます。
 ・鹿児島県口之島産の口之島牛
 ・山口県見島産の見島牛
 この2種のみ。見島牛は天然記念物に指定されています。

 和牛についてはこんなところかな。
 
 長文になってしまったので、黒毛和種については次にしたいと思います。
 
 


               キミ達も、長い歴史を持っているんだなあ。
 
 

 
 
 
  


Posted by はむかつ at 15:33Comments(0)牛さんを知る

2010年10月15日

最近のお気に入り

 毎度おおきに。肉のヒライ 牧場担当のはむかつです。

 先日、友人に尋ねられました。
 「神戸で、ワインビーフなる物を見かけたが、あれは何ぞ?」
 
 ワインビーフって、結構お高いぞ。キミは良いお店を知っているようだな。
 「ネットで」
 ・・・何やそれ。まあ、お答えしましょう。
 
 神戸ワインを醸造する際に出てくるブドウ粕。
 これを、肥育中の黒毛和牛に飼料として与えたものですね。
 カンタンに言うとこれだけなんですが、キチンと認定を受けるには
 
 ・神戸ワインビーフ協議会の指定した、神戸ワイン製造工場のブドウ粕を給与する。
 ・出荷する時の月齢は28ヶ月以上。
 ・最長肥育地は兵庫県であること。
 ・兵庫県内の食肉センターでと畜・解体されたもの。

 ざっとこんなモンかな?
 ただし「神戸ビーフ」とは、また別のブランドになるので注意。

 このお肉の特長は、ワインに含まれる「ポリフェノール」。
 それにより、牛さんの食欲増進・消化吸収率もアップ。
 柔らかい肉質と、濃厚な味わいが楽しめるようです。
 ウマソ~。

 ワインビーフって、神戸だけのものかなと思って調べてみると・・。
 なんと、山梨県の方にも「甲州ワインビーフ」なる物が。
 結構、各地に広まりつつあるんですかね。

 


                ピンクグレープフルーツのスパークリングワイン

 ワイン談義があったので(笑)
 神戸の元町商店街にある「KALDI コーヒーファーム」さんで購入。
 このお店、大好きなんですよね~。
 神戸に行った際は必ず立ち寄ります。
 店頭でコーヒーの無料試飲サービスを常時されているのですが、まずはコーヒーをいただく為に並ぶ事から始まります(笑)
 中は輸入食品や調味料がいっぱい。コーヒー豆も充実してます。
 色んな国のビールやお酒も置いてあって、その中からチョイス。
 グレープフルーツ特有の、爽やかな香りが楽しめる一品です。オイシ~。
 今度はどんなお酒にしましょうかね~。

 


                      KALDI 神戸元町店さん
 神戸市中央区元町通り3-9-8 パルパローレ1F
 tel 078-393-8068
 営業時間 10:00~21:00

 kALDIさんのホームページはこちら


   


Posted by はむかつ at 14:48Comments(0)牛さんを知る

2010年07月22日

兵庫県ブランド

 


                 「はむかつってさあ・・・」
                 「ええ?アイツそういうヤツなの?」
 
                 ・・・何の話をしているんです?

 毎度おおきに。肉のヒライ 牧場担当のはむかつです。

 連日、暑い日が続いております。
 熱中症での事故も増えているようなので、皆さんもご注意を。

 さて、以前パソコンで、チョット調べ物をしていた時に、面白いものを見つけました。
 「銘柄牛肉検索システム」。
 各地で登録されている、その土地の牛肉ブランドが分かるシステムのようです。
 ・・・ほう。
 これは、地元を調べざるを得ません。さっそく、近畿地方をチェック。

 滋賀県  ・・・近江牛 (一度は食べたい、憧れのブランドです。)
 奈良県  ・・・大和牛 (カッコイイ名前ですねえ。ロマンを感じます。)
 和歌山県 ・・・熊野牛 (強そうですねえ。パワーを感じます。)
 大阪府  ・・・大阪ウメビーフ (なんと、大阪にもブランドがあったんですね。)
 京都府  ・・・亀岡牛・京都肉・京の肉
          (ブランドを推進する協会によって分けられているようです。)

 だいたい1県に1つのブランドになってますね。ある意味、県の顔とも言えそうです。
 ・・・しかし、我等が但馬牛を擁する兵庫県は、スゴイ事になってます。

 加古川和牛
 黒田庄和牛
 本場但馬牛
 淡路ビーフ
 三田牛
 神戸ワインビーフ
 神戸ビーフ
 但馬牛
 丹波篠山牛
 湯村温泉但馬ビーフ

 ・・・ふう、兵庫県だけでこんなに種類が。
 面白いのは、これらブランドの素になる牛は、すべて「但馬牛」で統一されています。
 つまり、「但馬牛」を、上記のエリアで育て上げ、ブランドの定義による規定をクリアし、その土地で食肉用として出荷されたものが、各土地のブランド肉になっているようです。
 今まで知らなかったけれど、兵庫県内の食肉業界は「但馬牛」が無いと成り立たないんですねえ。
 しかも、あの三重県「松坂牛」や滋賀県の「近江牛」も、この「但馬牛」が素になっているらしいじゃないですか!!
 さらにさらに、岩手県「前沢牛」、宮城県「仙台牛」、岐阜県「飛騨牛」、佐賀県「佐賀牛」にも、「但馬牛」の血統を掛け合わせて、品種改良が行われている事も多いそう。(但馬牛ウィキぺディアより)

 スゴイぞ但馬牛!そして、それを擁する兵庫県!!
 
 ちなみに、「但馬牛」を出荷した際、等級が高い(より品質の良い物)が「神戸ビーフ」となり、ブランド力がさらに増します。
 「神戸ワインビーフ」なんて、エサにワインの絞り粕を使用しているんですね。う~ん、なんてエコロジー。

 さすが、瀬戸内海から日本海までを一手に引き受ける兵庫県。
 国もデカイが、ブランドの規模もデカイぜ!!
 
 このサイトでは、さらに詳細にブランドの解説がされているので、見てみると面白いですよ。
 
 ・・・あれ?アドレス忘れた・・・。

 ヤフーかグーグルで検索してみてください・・・。

 ちょっとしたお勉強の時間でした(笑)。


 当店で扱っているのは、兵庫県が全国に誇るブランド「但馬牛」!
 広大で豊かな土地、兵庫県で育った美味しいお肉を、ぜひ味わってみてください。
 まずは、当店HPをチェック!
 コチラから→http://www.oniku-hirai.co.jp/
 


 
 
 

 

   


Posted by はむかつ at 14:39Comments(0)牛さんを知る